〆張鶴　大吟醸　金ラベル　　　　720ml

兵庫県産の酒造好適米山田錦を、贅沢にも35％まで磨き上げ
その芯だけをそっとすくい上げるように仕込まれたお酒。
立ち上がる香りは、品のよさが先に来て
白い花びらやよく冷えたフルーツティーを思わせる
すっと背筋の伸びるような印象です。

口に含むと、やわらかな甘みと透明感のあるうまみが
するりと舌の上をなでていきます。
後味は「キレがいい」というより
余韻だけをきれいに残してふっと姿を消す
引き際の美しいお酒、と言いたくなります。

たとえば、平日の夜。
仕事帰りにテーブルへ並ぶのは、
よく冷やした蒸し鶏に、白髪ねぎとごま油をきかせたソース
それからシンプルな豆腐と香草のサラダ。
中華の要素をまといながらも重たくなりすぎないお皿たちと
金ラベルの澄んだうまみは、とても相性がいい組み合わせです。

ゆっくりと起きた午前11時
音楽を流しながらグラスに少しだけ注いでみると
ワインともコーヒーとも違う「日本酒のブランチ」という
新しい休日の楽しみ方が見えてきます。

贈り物や記念日の御祝いにもピッタリな〆張鶴ですが
それ以外、誰かの誕生日や大きな記念日でなくてもいい。
いつもの食卓に、ちょっと背筋を伸ばしたくなる夜が来たとき。
友人を招いたホームパーティで、
「日本酒、こんなにきれいなんだ」と驚かせたいとき。
そんな日常のワンシーンに、この金色のラベルをそっと開けてもらえたら
〆張鶴が大切にしてきた「おいしい」世界を
自然体のまま、肩ひじ張らずに味わっていただけるはずです。