綿屋 純米酒 冬綿 雄町 1.8L

岡山県産の雄町が持つやわらかな旨味に、
綿屋酵母ならではのきれいな酸が重なって、
口の中でふんわりとほどけていく冬の一本。

ひと口ふくむと、甘酸っぱくジューシーなニュアンスが広がり
後味はすっと軽やかに抜けていきます。
余韻は穏やかで、食事の邪魔をせず
むしろ一皿ごとに景色を変えてくれるような、頼もしい食中酒です。

ラベルに描かれているのは、わかさぎ釣り用のドーム船が浮かぶ、栗駒山麓・花山湖の冬景色。
静かな水面と雪の白さのコントラストが印象的で、ボトルを眺めているだけでも、
ひんやりとした空気と澄んだ音のない世界がふっと想像できるようなデザインです。
グラスを傾けるたびに、窓の外の自分だけの冬の景色と
ラベルの中の雪景色が、どこかでゆるやかにつながっていきます。

合わせたいのは、冬にうれしい“あたたかくて、でも気取りすぎない”料理たち。
柚子をきかせた鶏つくねと白ねぎの小鍋、れんこんと人参の甘酢炒め
春巻きや焼き餃子のようなカリッと香ばしい一皿
クリームコロッケやグラタンなどの洋食メニュー、オイルサーディンとじゃがいものオーブン焼き
林檎とカマンベールチーズのサラダなど。
ほんの少しの酸や甘みを含んだ料理と合わせると
お酒の甘酸っぱさがやさしく重なり、食卓全体のトーンがふわっとまとまります。

平日の夜、仕事を終えてコートを掛けたあとにひと息つきたいときも、
休日にゆっくりと鍋を囲む時間にも。
窓の外の冬の移ろいを感じながら、この一本とともに過ごす夜が、少しだけ特別なものになりますように。