ドメーヌ・バサック トランキル・ブラン / 白ワイン 　750ml

ドメーヌ・バサック「トランキル・ブラン」は、
南仏のやわらかな陽だまりを瓶にそっと閉じ込めたような一本です。
醸造家ルイ・バサックさんが、日本のワインラヴァーへ向けて
“気軽に、のんびり楽しんでほしい”という想いを込めて仕立てた白ワイン。
名前の「トランキル」には、
肩の力をふっと抜いてくれるような優しい響きが宿っています。

グラスに注ぐと、光をうけた麦わら色よりも少し深い、
どこか温もりを感じるイエローが広がります。
香りは、朝のキッチンでフルーツを切るときのように澄んでいて、
グレープフルーツやレモンの瑞々しい香りが軽やかに立ちのぼり、
熟した洋梨のやさしい甘さ、
そしてオレンジの花のやわらかな香りが重なり、
ひとつの香りの風景を描きます。

口にふくむと、白桃を思わせるまろやかな果実味が
舌の上でやさしくほどけ、
その後ろからすっと伸びる酸が味わいに清らかな輪郭を与えます。
ぶどう本来の澄んだ甘みが無理なく寄り添い、
最後には、ハーブティーを思わせる落ち着いた余韻が
やわらかく息をするように続きます。

特別な演出は必要なく、
「おいしいね」と自然に言葉がこぼれるような味わい。
ルイさんの“ワインはもっと自由でいい”というメッセージが、
静かに、温度をもって伝わってくるようです。