ACOU RUM Aging α FIRST EDITION 2025　　　700ml

ACOU RUM Aging α FIRST EDITION 2025

ACOU SPIRITSが手がける、はじめての樽熟成ラム。
ここから「ACOU RUMの時間」が、ゆっくりと動き出します。

舞台は、鹿児島県指宿。
火山の気配をまとった大地と、深く息づく森、ひらけた海風。
そのあいだで眠りについたラムの原酒は
南国のフルーツを思わせる香りと、柑橘の皮のようなほのかなビターさ、
焼きたてのカスタード菓子を連想させる甘いニュアンスを少しずつ身にまとっていきます。

グラスをかたむけると、
熟したマンゴーやパッションフルーツを思わせる明るい香りに、
オレンジピールやスパイスのような輪郭が重なり、
その奥から、クリームブリュレの焦げ目や、
黒糖をゆっくり溶かしたようなまろやかな甘さが顔を出します。

ひと口ふくむと、ラムらしいやわらかな甘みがふわりとひろがり、
そこに樽由来のコクが静かに重なって、
舌の上でいくつもの層がほどけていくような感覚。
52％というやや高めの度数は、「強さ」を誇示するためではなく、
トーンの違う香りや味わいを一つずつ、くっきりと描き出すための芯として働きます。
余韻はするどく切れるのではなく、
温度の残る会話のように、じんわりと続いていきます。

複数のバーボン樽で眠らせた原酒を、
音楽のバランスを整えるように丁寧にブレンドすることで、
重心はしっかりしているのに、香りはどこか自由に立ちのぼる。
そんな「重厚さ」と「しなやかさ」が同居した一杯に仕上がりました。

ACOU RUM Aging α FIRST EDITION 2025は、
指宿という土地に根を張り、時間と樽と自然が響き合いながら紡いでいく、
ACOU RUMの“熟成の物語”の、第一章を告げるボトルです。

どのシーンも、肩ひじを張る必要はありません。
レストランよりも、リビング。
完璧なペアリングよりも、「これ合うね」と笑い合える距離感が似合うラムです。

その夜のBGMや会話、窓の外の風景といっしょに、
ACOU RUM Aging α FIRST EDITION 2025が、
ゆっくりと記憶のなかに溶け込んでいきますように。