寒菊 Pray for 2025 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒 720ml

一年の終わりに
「今年もおつかれさま」と「来年もどうか健やかに」を
そっとグラスに託したような寒菊銘醸最高スペックの一本です。

飲み手のみなさんが、よい年末を過ごし
新しい一年も伸びやかでひらけた日々を迎えられますように。
そんな祈りを込めて仕立てられたお酒は
ただ華やかなだけでなくどこか背筋をすっと伸ばしてくれるような佇まい。

酒米は「愛山」
その粒を純白に近い40％まで丁寧に磨き
さらに中取りだけを選び抜くことで
ノイズを削ぎ落とした静かな贅沢を目指しました。
香りは、白い花やライチ、白桃を思わせる
やわらかくも透明感のあるフルーティーさ。
ひと口含むと、宝石をそっと指先で転がすような
きめ細やかな甘みと口どけが舌の上でふわりとほどけていきます。

天然由来のガスをほんの少しだけ含んでいるので、
ぜひ透明なグラスで、立ちのぼる気泡ごと楽しんでいただきたいところ。
細かな泡がライトを反射しながらきらめく様子は、
年末の夜空に瞬く星をそのまま映したようで、
見ているだけでも少し気持ちが軽くなります。

ラベルのテーマは「星に祈りを」
夜空にそっと手を合わせるときの
あの静かなまなざしを視覚化したようなデザインです。
テーブルの上に置くだけで、
部屋の空気がほんの少しだけ特別な夜にスイッチするような存在感。

合わせたいのは、肩ひじ張らないけれど
ちょっと感度の高い年末らしいごはんたち。

中華なら海老とセロリの塩炒めや、
香菜をきかせた帆立の蒸し物を、
大皿でラフにシェアするスタイルで。
洗練された甘みと清涼感が
塩気と香りをやさしくまとめて
グラスを持つ手を自然ともう一度料理へと誘います。

洋食ならブッラータチーズと柑橘を合わせたサラダや
鱈とフェンネルのオーブン焼きなど。
舌の上でとろけるような愛山の甘みが、
乳製品のコクや柑橘の爽やかさと重なり
一口ごとに星がひとつ灯るような余韻を残してくれます。

仕事納めのあと、気の置けない仲間と囲むテーブルや
家族と「今年もいろいろあったね」と笑い合うリビングの真ん中で。

星にそっと願いをかけるように、
この一杯を注いで年の瀬のひとときを
分かち合っていただけたらうれしいです。