杜氏潤平　1800ml

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木陰に涼やかな風が通り抜け、木洩れ日が地面にやわらかい模様を描く初夏の午後。
陽射しの強さの中にも、どこか心地よい静けさを感じるこの季節に、
そっと寄り添ってくれるような一本の芋焼酎がございます。

宮崎の大地で育まれた「宮崎紅」は、食用としても名高い紅芋。
そのしっかりとした甘みと香りを生かし、
一本一本丁寧に手づくりで仕上げられたこの焼酎は
まろやかでありながらも澄んだ味わいを持ち
飲み口の奥に広がるのは、繊細で調和の取れた余韻です。

そしてこの焼酎を語るうえで欠かせないのが、
現杜氏・金丸潤平氏の存在です。
「杜氏潤平」は、金丸氏が蔵の中心に立ち、
自らの手で舵をとった初めての仕込み酒。
原料に、工程に、そして味わいに。
すべてに対して真摯に向き合う姿勢が、
一本の焼酎の中に、確かに息づいています。

飲み方は、その日の気分と料理に合わせて。
涼を求める日にはロックや炭酸割りで初夏の青空のような清涼感を。
また夜風が心地よくなってきた頃にはお湯割りで。
ゆったりと甘みと香りに身を委ねるのもおすすめです。

スパイスを効かせたアジア料理や、香り高い中東のメゼとも好相性。
ミントやコリアンダーの風味が生きたタイ風の春巻きや
クミンとハーブが香るフムスと焼き野菜のプレートなど。
甘みと香ばしさ、そしてわずかな酸味が交わるひと皿が
焼酎のやわらかな輪郭を引き立て新たな魅力を引き出してくれます。

夕暮れがゆっくりとやってくる頃、
縁側で風に吹かれながら、ひと口ずつ味わう時間は、
日々の喧騒からそっと心を離し
季節の移ろいに気づかせてくれることでしょう。

ひと夏の入り口に、自然と人の手が織りなすこの芋焼酎を。
造り手の静かな情熱に想いを馳せながら
心ほどける一杯をお愉しみください。

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