焼き芋焼酎 紅はるか 1800ml

芋本来の甘さを、ぐっと深く、まろやかに。
鹿児島太久保酒造が手がける〈焼き芋焼酎 紅はるか〉は
その名の通り「紅はるか」をじっくり焼いてから仕込むという
ひと手間を惜しまない特別な一本です。

甘みがぐっと増すまで丁寧に熟成させた紅はるかを焼き芋にして使用。
その結果生まれたのは、
“やわらかさ”と“甘みのふくらみ”を主役にした
濃厚でやさしい飲み心地の焼酎です。

グラスに注ぐと、控えめながら気品のある芋の香り。
どこか温かみのある静かな立ち上がりが印象的です。
ひと口含むと、口の中にふわりと広がるのは、
とろけるような甘さと、深みのある旨み。
焼き芋ならではの香ばしさをあえて抑え、
あくまで芋の芯の甘さに寄り添う造りは、
まさに太久保酒造ならではの繊細なアプローチです。

ロックや水割りで楽しむのももちろんおすすめですが、
個人的には“お湯割り”を強く推したい。
熱が入ることでやさしい甘みがほどけ、
鼻に抜ける芋の香りもふわりと立ち上がります。
静かな夜、湯気の向こうにあるやわらかな余韻を楽しむには、
これ以上ない相棒です。

食卓に合わせるなら、
バターをひとかけ落とした焼き南瓜や、
甘じょっぱく煮含めた根菜料理などが相性抜群。
焼酎の甘みと素材のコクが、互いに寄り添いながら広がります。

暮れかけた夕方、台所に立ちながらグラスを傾ける時間や、
湯船あがりの一杯にもぴったり。
しみじみと、でも軽やかに、心をほどいてくれる焼酎です。