大倉　水もと純米　無濾過生原酒 1800ml

「模範的なサケばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく」
大倉本家が選んだのは、生きものとしての味を信じる水酛仕込み。
古来の製法をルーツに持ち、
微生物や気温の揺らぎさえも取り込んで仕込む手法は、
いわば酒造りの「コントロール不能ゾーン」に、あえて飛び込む挑戦です。

昨年の初登場では、果実感弾けるレモネード的な味わいと、
某80年代カルチャーを彷彿とさせるラベルデザインで、
「これは日本酒なのか!?」という衝撃とともに、即完売。

そして、今年の2024リリース。
今季の味わいはひとことで言えば「あんず」
冷えたグラスから立ちのぼるのは完熟果実のような甘やかさ。
口に含めば、とろりと濃密な甘みのすぐ後に、
シャープな酸がパッと弾け、
フィニッシュにはほんのりとしたビター感が残ります。

水酛ならではの超芳醇な酒質ゆえ、
キンと冷やしてフルーティに、
ロックや炭酸割りでカジュアルに。
あるいは、温度を上げてゆくうちに現れる
刺激的な酸味と奥行きをゆっくり楽しむのもおすすめです。