Prototype 千本錦 1800ml

まるで、もぎたての果実をひと口でかじったような
「Prototype 千本錦」は、そんな鮮やかさをもった一本です。

北西酒造が掲げる「今までにない新しい日本酒を。」
というコンセプトのもとに生まれた、Prototypeシリーズ。
このシリーズは、伝統の上に立ちながら、
あえてそこに遊びや発見の余白を残す実験的な試みです。
今回の主役に選ばれたのは、広島県産の酒米千本錦。
やわらかく、ふくらみのある味わいが特徴のこの酒米を
北西酒造ならではの感性でみずみずしく仕立て上げました。

グラスを傾けると白桃やリンゴのような
優しい香りがふわりと立ちのぼります。
口に含むと、果実の甘みとほのかな酸味が一体となって広がり
まるで果汁をそのまま閉じ込めたような
透きとおるようなジューシーさを感じさせてくれます。

そして余韻は驚くほど軽やか。
甘さのしつこさを引きずらず、スッとほどけるようにキレていく
その繊細な後味が、つい「もう一杯」と、杯を手に運ばせるのです。

食事との相性も広く、生ハムといちじくのサラダや、
カッテージチーズを添えた焼きパプリカのマリネなど、
やや甘みや酸味をもつ軽やかな前菜と好相性。
食中酒としても、ナチュラルワインのような感覚で楽しめます。

休日の午後、音楽を流しながら、静かにグラスを傾けるような時間に。
あるいは、大切な誰かと会話を交わす夕暮れの食卓に。
Prototypeは、何気ない瞬間をすこしだけ特別にしてくれます。

技術と感性、そして冒険心から生まれた北西酒造の「今」を映す一本。
はじめて日本酒を飲む方にも、長く愛してきた方にも。
この出会いが、次の一杯への扉となりますように。