阿部勘 純米吟醸 良い兆し 720ml

秋だけに出会える特別な一本。
ボトルを手に取るとまず目に飛び込んでくるのは
水彩で描かれた「鶏」と「ミミズク」

宮城県ゆかりの若手アーティストタカハシシオン氏の作品が
2重構造のラベルに仕立てられています。

外側には夜明けを告げる「鶏」
ラベルをはがすと現れるのは先を見通す「ミミズク」
遊び心ある仕掛けの中に、“良い兆しを取り込む”
という願いがそっと託されています。
まるで封筒を開くときのような小さな高揚感を
ラベルから感じられるのも魅力のひとつです。

秋の気配とともにゆるやかに変化する日々に寄り添う味わい。
香りは落ち着きをもち、深呼吸したときの秋空のように穏やか。
口に含めば、角の取れたやさしい旨味が広がり
余韻はしっとりとした吟醸香が静かに続いていきます。
残暑の汗ばむ夕暮れにも冷え込みを覚える晩秋の夜にも
ひと口で気持ちをほどいてくれるような心地よさがあります。

合わせるお料理は、旬のきのこのグリルや
バターを落とした南瓜のポタージュ
じんわりと旨味が広がる鴨ロースのローストなど。
食材の厚みある風味にまろやかさが重なり
互いの輪郭をやわらかく引き出してくれます。

二羽の鳥が示すのは、未来への希望と今を大切にするまなざし。
「良い兆し」という名のとおり
これからの季節を前向きに楽しむためのお守りのような存在な１本です。
秋の夜長に、ゆったりと羽を休めるような気持ちで、どうぞ一献を。