シングルモルト駒ヶ岳 45度 700ml

中央アルプスの雄大な山並みに抱かれる標高798mの地に
マルス駒ヶ岳蒸溜所は息づいています。
花崗岩層を流れ落ちる雪解け水、冷涼で清らかな空気
そして四季折々の厳しくも豊かな自然環境。
そこに職人たちの手仕事が響き合い
一本のシングルモルトが形を得ました。
それが〈駒ヶ岳〉ブランドを象徴する
「シングルモルト駒ヶ岳」です。

本坊酒造がウイスキー造りの夢を抱いたのは1949年
鹿児島で焼酎をつくりながらのことでした。
やがて山梨でワインとウイスキーの工場を立ち上げ
そして理想の地を探し続け
1985年に辿り着いたのがこの駒ヶ岳の麓。
厳しい自然条件をも克服し
日本の風土に根差したウイスキーを生み出すことを目指した軌跡が
この一杯に宿っています。

グラスを近づければ
りんごを煮詰めたアップルティーのような甘やかな香り
あんずや熟れた柿を思わせる果実の気配が立ちのぼります。
口に含めば驚くほどなめらかで
しっとりとした舌触りが広がり
果実の甘みと木のぬくもりが重なり合います。
その余韻は、秋の山道を歩いたあとに
深呼吸するような心地よさ。

休日のブランチにクロワッサンとチーズを添え
昼下がりの陽射しとともに味わえば
ウイスキーが日常をほんの少し特別に変えてくれるはずです。

「シングルモルト駒ヶ岳」は、自然と人の営みの記憶を映す一本。
ただ香味を楽しむだけではなく
時の重なりと土地の息吹をグラスに閉じ込め
飲む人の心に静かな光をともします。