赤兎馬 玉茜（たまあかね）芋焼酎 25% 1800ml

秋の風がすこしひんやりしてきたころ、
どこからか金木犀の甘い香りがふっと届く。
その一瞬をグラスの中にとどめたようなお酒が、
薩州 赤兎馬 玉茜（たまあかね）です。

鹿児島のシラス台地をゆっくり流れ、天然で濾過された清らかな水。
そして、黄金千貫と鮮やかなオレンジ色がきれいな新品種タマアカネ。
この二つをていねいに仕込み
それぞれの焼酎を静かにブレンドすることで、
花のようにやわらかな香りと澄んだ飲み口を持つ一杯が生まれました。

タマアカネは、母がアメリカの高カロテン品種「Resist」
父が外観に優れる「九系179」という系統から生まれた芋。
β‐カロテンをたっぷり含み
金木犀を思わせるやさしい甘い香りを引き寄せます。
グラスを近づけた瞬間、花がひらくような香りがそっと立ちのぼり、
ひと口飲むと、やわらかい旨みが広がって
すうっと静かな余韻だけが残る、そんなイメージです。

飲み方はいろいろ。
ソーダ割りにすれば花の香りがさらに立ち上がり、
休日のブランチにバゲットとフレッシュチーズを合わせると、
午後の光と音楽がひとつの景色を描きます。
ロックなら、レモンハーブのチキンソテーや焼き餃子、
中華風の蒸し鶏のねぎソースとも相性ぴったり。
お湯割りにすると香りは丸くなり、夜の食卓でれんこんのきんぴらや
ほくほくのじゃがいも料理にも寄り添ってくれます。

澄んだ赤兎馬に、タマアカネの花のような甘やかさ。
その出会いは季節の中でふと心に残る一枚の風景のよう。
ひと口ごとに日常の時間が少しやわらかくなる。
そんな秋だけの特別な一杯です。
ゆっくりとしたい夜や、気の合う人と語りたいひとときに、
そっと赤兎馬 玉茜を添えてみてください。