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安田鳥越 2024 720ml

通常価格 (税込)
¥2,420 (税込)
田んぼのひと区画から、静かに物語は始まります。
柏崎の空と風をそのまま映したような圃場のお米を
阿部酒造はお酒へと変えていく。
農家が稲を育て続けることで守られる景色があり
酒蔵がお米を醸すことで未来へと手渡される循環がある。

お蔵のすぐ近く、安田駅からも眺められる「安田鳥越圃場」は
“水害に屈しない安全な田んぼ”の名を持ち
幾度もの水害の中で不思議と稲が実り続けた場所でした。
その強さと穏やかさを宿したお米が
今年もまたお酒となり、蔵人の手を通して命を吹き込まれます。

仕込みはすべて生もと造り。
時間も手間も惜しまぬこの方法は
造り手にとって挑戦であると同時に喜びでもあり
発酵の息づかいを肌で感じるほどに生き生きとした酒を生み出します。

盃を口にすれば、落ち着きのある旨味がやさしく広がり
舌の上で細やかな泡の粒がきらめくように転がり
そこへ清流のような酸が差し込む。
全体はジューシーでいながら、不思議と心を静める余韻を残すのです。
まるで海を望む坂道を歩き
ふと吹き抜けた潮風に立ち止まる瞬間のような
どこか懐かしい安らぎがそこにあります。

夜には鴨と長葱をソテーして、脂の香ばしさと米の旨味を重ねる。
休日の昼にはポルチーニ茸のリゾットを炊き
きのこの奥行きと酒の滋味を響かせる。
仕事帰りの夕餉には鯛のアクアパッツァを煮立て
魚介の旨味と酸の清らかさを重ね合わせる。

冬の夜には豚肩ロースのオーブン焼きに粒マスタードを添え
肉の濃さを受け止めながら、柔らかな後味に包まれる。
どれも特別な演出はいらず、ただ食卓に少し手をかけた料理を並べ
その隣にこの一本を置くだけで、日々はしなやかに色づいていきます。

「安田鳥越 2024」は、土地の歴史と風土を宿しながら
日常の時間に寄り添う一本。
ひと口ごとに、食卓そのものが風景となり
心に静かな余韻を残してくれるのです。

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