雁木 ORIGARAMI 純米　720ml

—— 秋の灯りを、ひと瓶に。
秋が深まるころ、静かな蔵から届けられる一本があります。
「雁木」は、春に搾られた原酒をそのまま瓶に詰め
氷温で半年眠らせたやわらかくも奥ゆかしい熟成の酒です。

滓が溶け込み、口に含むと“とろり”としたやさしい口あたり。
熟した果実を思わせるまろやかな甘みがゆっくりと広がり、
その後を追うように、上品な酸がきりりと余韻を整えます。
冷やせば凛と、燗にすればやわらかく。
その変化の妙もまた、贈りものにふさわしい豊かさです。

合わせる料理は、秋の味覚を引き立てる穏やかな味わいのものを。
たとえば、ほくほくの里芋の煮物や、旬の鯖を塩焼きにしてもよし、
洋風ならポークソテーやチーズリゾットにも
驚くほど自然に寄り添います。

こちらの１本には、季節を越えても変わらない
“人の手のぬくもり”があります。
蔵人たちが丁寧に守り続けてきた手仕事、
時間が育てたまろやかさ、
そして飲む人の心をやわらかく包みこむ優しさ。

贈る相手の笑顔を思い浮かべながら、
“ありがとう”や“おつかれさま”の気持ちをこの一瓶に込めて。
秋の夜にゆったりと灯る、
そんなあたたかい時間を届けてくれるお酒です。