八海山　麹の蜜 本みりん 三年熟成品 500ml

南魚沼の田に実るお米と、蔵の麹、
自社蒸留の本格米焼酎から生まれた一本。

仕込みから三か月以上、ゆっくりと糖化を進め
さらに三年という歳月をかけて熟成。
ようやく瓶に詰められるころには、甘さは澄み
コクはしっとりと落ち着き、
まるで光を含んだ蜜のようにまろやかな味わいへと育ちます。

ひとさじ加えれば、料理に穏やかな艶と深みが生まれ
素材そのものの声が静かに立ち上がる。
塩気や酸味の角を丸く結び直してくれる
“整える力”は、まさに蔵人の丁寧な手仕事の賜物です。

和の食卓では、ぶりの照り焼きや里芋の煮物、だし巻き卵に。
洋の皿なら、ロースト野菜の仕上げにひとたらし。
中華の火加減にも寄り添い、酢豚や麻婆豆腐に丸みを加えます。
フレンチトーストやヨーグルトソースにもそっと混ぜれば
甘さに奥行きが生まれる。
どんな台所にもすっと馴染み、
日々の食卓を少し豊かにしてくれる存在です。

そして、“飲むみりん”としても特別な一面を持ちます。
氷を浮かべてロックで、あるいはソーダで割って。
レモンの皮を軽くひねれば、
米のやさしい甘みと麹の香りがほどけ
静かな余韻が心に残ります。

かつて“甘い酒”として愛され
やがて調味の知恵として受け継がれたみりん。
その原点を、今に伝えるのがこの「麹の蜜」
砂糖では出せない自然の甘みと奥行きが
食卓の記憶をやさしく包みます。